特産品をはじめたキッカケは??
東京に住んでいる人が田舎に帰るとき、決まって新宿や池袋などの高級デパートの高級なお菓子を手土産として買っていく。なぜ多摩に住んでいるのにも関わらず多摩のものを持っていかないのか?
多摩に住んでいるのに多摩のおみやげが一つもない、もしくは知られていない。それがこの活動を始めたきっかけである。そして郷土の土を使って作品をつくれないものかと、もともとは趣味とボケ防止の意味でやっていた陶芸を特産品にした。
特産品になるまでに苦労したことは??
多摩の土に20~40%の陶土とブレンドすることにより、土器ではなく、陶器となることを知ったこと。
約40年前の多摩ニュータウンの開発をきっかけに、約1万年前の縄文土器が数多く発見され、郷土の土を使って作品をつくれないものかと陶芸専門家と研究した。
現在の多摩焼きは、その多摩ニュータウンの開発に携わってきた(独)都市再生機構から約10トンをもらい受けたものを材料として使用する。
この多摩焼きの自慢は??
誰でも簡単に楽しく作ることができること!!
また、多摩焼きのカップで発泡酒を飲むとビールの味になっておいしいです。
泡がきめ細かくなり、またいつまでも泡がなくならず、自分で作ったカップで飲むお酒は
格別です。
多摩焼きをどうしていきたいか??
今は年1回の即売会だけだが、今後はこのホームページを使って通信販売や最終的には多摩市にアンテナショップを作りたい。また、結婚や米寿の祝いなどオーダーメードの多摩焼きも手がけていきたい。
多摩焼きの利用方法
マグカップやお皿、置物まで何でもあり
編集後記・こぼれ話
今までは土を使って趣味とボケ防止の意味で陶芸をやっていた。それが、気がつけば生きがいワークに変わっていた。
なぜならそれを買ってくれるお客さんができたからである。多摩焼きを集めた年に1回の展示即売会での出来事のこと。水野さん自らが作った急須を2000円で買ってくれた70代の女性にどうして買ったのか聞いた?
すると、「一人暮らしで丁度良い大きさで使いやすそうだから」という答えが返ってきた。
趣味で作っていたものが商品としてお客さまに喜んでいただけた。
まさにもの作りの醍醐味であり、手作りのあたたかさとお客様のニーズがマッチした瞬間である。
水野さんは言う。
多摩市は物凄く趣味のさかんな街である。しかし縦割りで横のつながりがまったくといっていいほどない。これから高齢者がどんどん増えていく。高齢者はいろいろ、その経験能力もいろいろ。
増えていく高齢者の個人資源の開発が、街づくり、街の活性化にいま大切ではないか?
ひと・・・個人資源の開発
もの・・・多摩の土
かね・・・よこのつながり
⇓
手土産
<やきもの世代交流会メンバー募集>
活動日
毎週(水)・金・日曜日
(金曜日に先生がきてくれます)
活動場所
東永山小学校2F(廃校)
時間
午後13:30~17:00頃まで
体験、見学大歓迎です!!
30~80代まで幅広い年代の方々が活動しています!!
焼き物オーダーメイド製作
結婚や米寿のお祝いなど様々な用途に合わせ製作いたします。
こちらもお気軽にお問い合わせください。
連絡先・・・やきもの世代交流会 水野宏
Tel-050-1012-9035
(記事・取材 河瀬 伴典)