この特産品をはじめたキッカケは??
原峰のかおりは、多摩焼きと同じように「多摩に新しい名産品を!!」という想いで生活の必需品である味噌を平成10年より多摩地区4件の農家が集まり実験的に製造を開始しました。平成12年~本格的に味噌つくりを始められ、今では年間生産量は5tにもなり、一部店舗で販売もし、京王プラザホテルや給食センターに定期的に卸すまでになりました。
この特産品の自慢は?
多摩市内の物を使い、人工甘味料などの添加物は一切入っていないのが一番の自慢です。多摩市内の通称「原峰の里」(多摩市関戸地区)で自然に湧き出ている水を利用し、もともとは農家なので、自分たちでお米の※酒造好適米(山田錦)からつくり、麦は多摩市内産の裸麦を使用。大豆は多摩市内産及び国産(愛知県)大豆を使用し天然醸造、無添加、手作りの味噌米主体の味噌で、米と大豆の比率が1:1であるのが特徴です。
※酒造好適米
日本酒は米を原料にする酒です。食用米を改良し、酒造りに適した米を酒米といい、その中でも比較的大粒で、心白がある特別な米が産地と銘柄の指定を受けて「酒造好適米」といわれています。
酒造好適米は、生産量が限られ、また、高価なので、主に吟醸酒に使用されます。酒造好適米で最も有名なのは「山田錦」で、代表的産地である兵庫県の山田錦の特A地区の特上米となると非常に生産量が限られています。
そうしたコストの関係から麹米のみに使用し、掛米には別の米を使用することもあります
参照 酒造好適米
(こぼれ話・編集後記)
みその香りがほんのりと漂う工場内。小さな工場の中にたくさんの酵母菌を含んだ味噌の原石が眠っていました。味見させていただいた味噌は人工甘味料を一切使っていないため、市販物に比べ、塩からさがなく、逆に甘みがありおいしかったです。